タコ釣りでした。
今日は、久しぶりに早朝からタコ釣りへ。釣り船海蓮丸ジャンボ船に初めて乗りました。
母親と娘を誘って3人で参戦しましたが、釣果は3人で15匹程度。
しかもチビはバックフィッシュなので、持ち帰りは実際には10匹程度という残念な結果。
まぁ、家庭で消費する程度にはちょうど良いか足りないくらいか(;^ω^)
おとなりさんは、50匹近く釣果あげてました!!!ナンデー
さて、ここでひとつ、釣り船の豆知識講座。
最近、よく巷で噂を耳にする、「タコ釣り過ぎ」「釣り船多すぎ」「タコいなくなるん違う」「漁師は魚とりすぎ」などなど。
そうですね、ほんとその通り。
でも批判するのは簡単ですが、もう少し深く掘り下げて知ってもらいたい。
漁師は魚をとるのが仕事。ですが規制がかけられている部分はとりませんし、売れるものをとるなと言われても…というのは分かる気がします。もちろん、昔と違って進化して必要以上にとりすぎてる感もあるし、自分で制御出来れば良いのかもしれないけれど。
普段食べている肉や野菜、普段着ている衣服、などなど、いろんな人の手を借りて私達だって利用しているはず。その裏の事情までは知らないことが多いですよね。
なので、釣り船を運営する身として、釣り船の豆知識を、伝えておきたいと思います。
うちが運営している釣り船は、明石浦漁協に漁船登録されています。
登録されている釣り船は、きちんと規制がかけられていて、それを守って操業しています。
今だと(火)(水)は禁漁曜日であり、帰港時間や出航数の決まり、規定サイズ以下リリースなどの決まりもあります。
登録されていない釣り船も、たくさんあり、レジャーで釣る人たちもいて、それらは規制のない自由操業です。
もちろん、その中でも、きちんと未来の事を考えて操業しているかたも居ます。
釣果を公表して競い合うみたいなスポーツの要素も見られる遊漁船ですが、数はリリースしたものも含みますので全てを持ち帰るわけではありません。(たくさんリリースして欲しいけど)
そして、釣り船 海蓮丸では、もっと自分達で未来を作っていこうと、微力ですが資源保護活動として、売りに出されてしまった100gを超えている小ダコや、卵持ちの親ダコを定期的に買いとり、放流活動もしています。
賛同してくれる方を募っていたら、知り合いの遊漁船の船長や、今日は一般のお客様まで募金してくれました。
これで、またたくさんリリースできます。
自分たちが活動する海の未来を、自分達の手で守るのは当然の事ですけど、でもそれをしない人を批判するものでもありません。私達は好きで勝手にやってるのですから。
県漁連や栽培漁業センター等様々な機関が、植林活動や稚魚放流などいろんな形で海を守ろうとしています。
なので、偏った責め方はしないであげてほしいと、いつも思います。
そして、一般の釣り人達個人個人も、それぞれがルールを守って楽しく長く釣りが出来る、そんな世の中になれば良いですね。